ドル/円、下値リスクを残した状態。クロス/円、底堅い動き。
ドル/円は直近の日足が東京市場(9:00am)で、大きく下寄りのスタートとなり、実体の小さい陰線で終えています。下ヒゲが長く、下値トライに失敗して押し戻された形で、反発余地を探る動きに繋げていますが、短期トレンドが弱く、下値リスクが高い状態です。短期トレンドは144.50超えで終えれば前日の大陰線の値幅内に食い込んで、上値余地が若干拡がり易くなりますが、148円台を回復して終えない限り、下値リスクがより高い状態です。
ドル買いは様子見です。売りは144.00-10で戻り売り。損切りは144.60で一旦撤退です。日足の上値抵抗は144.10-20,144.40-50,145.40-50に、下値抵抗は142.50-60,142.00-10,141.70-80,141.10-20にあります。
ユーロ/ドルは東京市場(9:00am)で前日足から大きく上よりのスタートなり続伸して終えています。上ヒゲが長く、上値トライに失敗した形となりましたが、トレンドが強い状態を維持しており、大幅反落にも繋がり難く、再度1.1400超えトライの可能性に繋げています。買いは1.1290-00の押し目待ち。損切りは1.1240で一旦撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は1.1410-20,1.1450-60,1.1490-00に、下値抵抗は1.1290-00,1.1250-60,1.1230-40,1.1190-000にあります。全て下抜けて終えた場合は調整余地がもう一段拡がり易くなりますが、1.0800を割り込んで終えない限り、調整下げの範囲内となります。
ユーロ/円は続伸。下値を切り上げる流れを維持しており、上値余地を探る動きに繋げています。163.70-80,164.10-20に強い上値抵抗がありますが、全てクリアして164.50超えで終えればレンジ内での揉み合いを上抜けて、上値余地がさらに拡がり易くなります。買いは161.60-70の押し目待ちとします。損切りは160.90で撤退です。売りは様子見か164.10-20まで引き付けて。損切りは164.70で撤退です。上値抵抗は163.10-20,163.70-80,164.10-20,164.80-90に、下値抵抗は162.00-10,161.50-60,161.10-20にあります。短期トレンドは“ユーロやや強気”の流れにありますが、161円を割り込んで終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。
ポンド/ドルは続伸。下値を急角度で切り上げています。1.3110-20に日足の上値抵抗がありますが、これを実体ベースで上抜けて終えれば上値余地がもう一段拡がり易くなります。トレンドが強い状態を保っており、押し目買い方針で。買いは1.3010-20の押し目待ちとします。損切りは1.2970で撤退です。売りは様子見か、1.3150に浅い損切りを置くなら1.3110-20で軽く試し売り程度に。上値抵抗は1.3110-20,1.3140-50,1.3190-00に、下値抵抗は1.3010-20,1.2990-00,1.2960-70,1.2920-30にあります。1.2900を割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。
ポンド/円は、前日足から大きく下寄りのスタートとなりましたが、陽線出切り返して上値トライの可能性に繋げています。実体を188円台に乗せられずに終えていますが、186円台の下値抵抗にも跳ね返されており、上値トライの可能性を残した状態です。買いは1日様子見か186.10-20まで引き付けて。損切りは185.70で浅めに一旦撤退です。売りは1日様子見です。190円台に実体を戻して引ければ下値リスクが後退します。
豪ドル/円は、直近の日足が、実体が小さく下ヒゲのやや長い陽線で終え、続落を食い止めています。上値を切り下げる流れにあり、下値リスクを残した状態ですが、88円台の抵抗を守って反発に転じており、反転・上昇の流れに入った可能性が生じています。中期トレンドが弱いため急伸にも繋がり難いと見られますが、88円台を割り込んで終えない限り、押しは一旦買い場と見ています。買いは88.60-70まで引き付けて押し目買い。損切りは88.00で撤退です。売りは様子見か92.10-20まで引き付けて。損切りは92.60で撤退です。上値抵抗は91.00-10,91.50-60,92.10-20に、下値抵抗は89.80-90,89.20-30,88.60-70,88.20-30にあります。
さて、今日は半日お休みを頂いて、友人と歌舞伎座で「木挽町の仇討」を観てきます。朝のコメントを入れて置きますので参考にして頂ければ幸いです。