川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル/円、クロス/円、FRBの利下げ継続観測とトランプトレードの落ち着きで反落。

2024/11/08

ドル/円は直近の日足が、上値トライに失敗して前日の大陽線の値幅内に実体を置く陰線で終えています。単体では下値リスクのやや高いものですが、トレンドの崩れは認めらず、“ドル強気”の流れに変わりありません。一方で154.60-70の強い上値抵抗にもぶつかっており、今日の所はこれを上抜けるにも力不足と見られます。また、152.50以下で終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。151.40-50の抵抗を下抜けて終えた場合は、短期トレンドが変化して前日の154.70で目先天井を確認した可能性が高くなります。

ドル買いは損切りが付いたので1日様子見か、152.50-60で押し目買い。これは東京市場で付いています。損切りは152.20で浅めに一旦撤退です。売りは様子見か154.30-40まで引きつけて。損切りは154.80で浅めに撤退です。

ユーロ/ドルは陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げていますが、トレンドが弱く反落の可能性により警戒が必要です。トレンドが弱いので買いは様子見か、1.0710-20まで引き付けて。損切りは1.0670で撤退です。売りは1.0830-40で戻り売り。損切りは浅い場合で1.0880,深い場合は1.0910で撤退です。上値抵抗は1.0810-20,1.081.0870-80に、下値抵抗は1.0750-960,1.071020,1.0680-90にあります。短期トレンドは1.09台を回復して終えれば“ニュートラル”な状態に戻しますが、1.1050-60の抵抗を上抜けて終えるまでは下値リスクを残します。

ユーロ/円は、小反落。単体では下げエネルギーの強いものではありませんが、上値を切り下げ始めており、166.10-20、166.50-60の抵抗を全てクリアして終えない限り。上値余地も拡がり難い状態です。また、164.50を割り込んで終えた場合は、9/16に付けた155.15を直近安値として下値を切り上げて来たサポートラインから下抜けて、短期トレンドが変化します。この場合は164.00-10の抵抗を切り崩しつつ162円方向への一段の下落に繋がり易くなります。逆に166.50-60の抵抗を上抜けて終えた場合は新たな上昇トレンド形成の流れに入った可能性が高くなり、一段の上昇に繋がり易くなります。買い1日様子見です。売りは様子見か166.10-20まで引きつけて。損切りは166.70で撤退です。上値抵抗は165.60-70,165.90-00,166.10-20,166.50-60に、下値抵抗は164.50-60,164.00-10,163.10-20にあります。

ポンド/ドルは陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げています。1.2900-10の下値抵抗を守って反発に転じていますが、1.3040-50に強い抵抗があり、これをしっかり上抜けて終えるまでは下値リスクがより高い状態です。トレンドの変化が認められないので、買いは様子見か1.2910-20まで引き付けて。損切りは1.2970で撤退です。売りは1.3000-10で戻り売り。損切りは1.3060で撤退です。上値抵抗は1.2980-90,1.3010-20,1.3040-50に、下値抵抗は1.2950₋60に軽い抵抗が、1.2910-20,1.2880-90,1.2850-60にやや強い抵抗が出来ています。短期トレンドは1.3050超えで終えれば“ニュートラル”な状態に戻して下値リスクが軽減されます。

ポンド/円は値幅の小さい陰線引けとなりました。単体では下げエネルギーの強いものではありませんが、198.80-90の抵抗にぶつかって押し戻されており、反発余地が限られる可能性も高いと見られます。また197.50を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯します。買いは1日様子見か198.00-10まで引き付けて軽く押し目買い。これは東京市場で付いています。損切りは197.40で撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は199.00-10,199.40-50,199.80-920,200.40-50に、下値抵抗は198.40-50,198.00-10,197.50-60にあります。

豪ドル/円は続伸。101.80-90の抵抗をしっかり上抜けており、上値余地がもう一段拡がる可能性が生じています。豪ドルが対米ドルで急伸しており、前日に付けた0.6513で底打ち、反転の流れに入った可能性が点灯中ですが、0.6750-60に強い上値抵抗が控えており、これをしっかり上抜けて終えるまでは、短期トレンドの変化が確認出来ず、豪ドル/円の102円台乗せも“ダマシ”となる可能性を内包しています。一方で、0.6550~0.6570の足元がしっかりしており、0.6540以下で終えない限り、急落地合いにも繋がり難いと見られます。対ドルでの下値が限られる可能性が高いので、豪ドル/円も押し目を丁寧に拾う方針で。買いは1日様子を見るか、101.40-50の押し目を待って買い狙い。これは東京市場で付いています。損切りは100.80で撤退です。売りは様子見か102.30-40で軽く売り向かい。損切りは102.70で浅めに撤退です。上値抵抗は102.30-40,102.70-80,103.00-10に、下値抵抗は101.40-50,101.10-20,100.80-90にあります。100円を割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化します。

昨日の夜は、以前の仕事仲間と今のオフィスのメンバーとで懇親会。堀留町のマシガネータに行ってきました。前に浜町にあった「イル・バンボリーノ」が無くなり、美味しいピザが食べられなくなって残念な思いでしたが、同じ経営者さんがこちらにお店を開きました。ピザ、絶品です。他にもパスタや肉料理などメニューも豊富です。昨日は前菜の盛り合わせを人数分オーダーしました。その後、シラスとブロッコリーのアーリオオーリオ、マルゲリータのピザ、リンゴとゴルゴンゾーラのピザ、耳たぶの形をしたパスタなどを食べましたが、どれも美味しくて皆大満足でした。4人で生ビール、赤ワイン1本を空けて一人5000円ほどでした。リーズナブル且つ美味しかったです!!また行きたいお店です。

マシガネータ – 小伝馬町/イタリアン/ネット予約可 | 食べログ

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。
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