ドル円、クロス円、上値トライの動き。上値抵抗にも注意。
遅くなりました。朝のコメントですが、参考にして頂ければ幸いです。自民党惨敗で円売りスタートとなりましたが予想より議席数を減らしたとはいえ、過半数獲得は無理との予想でしたので、朝の動きはやや過剰反応であったと見ています。
ドル/円は直近の日足は陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げています。単体では上昇エネルギーの強いものではありませんが、153.10-20のやや強い上値抵抗をクリアして153円台を維持して終えれば上値余地がもう一段拡がり易くなります。一方で、7/3に付けた直近高値161.95と9/16に付けた安値139.58との61.8%戻しが153.40近辺となり、これ以上はオーバーシュートとなる可能性も高く、続伸した場合でも153円台からの買いも慎重に臨む必要がありそうです。
短期トレンドは“ドル強気”の流れにありますが、151円を割り込んで終えた場合は3手前の陽線の値幅切り崩して下値リスクが点灯、150円割れで終えた場合は短期トレンドが変化して下落余地がさらに拡がり易くなります。
ドル買いは152.20-30の押し目待ちとします。損切りは151.80で浅めに一旦撤退です。売りは様子見です。
ユーロ/ドルは陰線引けとなり上値を切り下げる流れから抜け出せない状態です。トレンドは弱い状態ですが1.0780-90にやや強い下値抵抗が出来ており、1.0740-50の抵抗を下抜けて終えない限り、突っ込み売りにも注意が必要です。買いは様子見か1.0780₋90で押し目買い。これは東京市場で付いています。損切りは1.0740で撤退です。売りは1日様子見か1.0840-50で戻り売り。損切りは1.0890で浅めに一旦撤退です。上値抵抗は1.0840-50,1.0880-90,1.0910-20に、下値抵抗は1.0780-90, 1.0740-50,1.0710-20にあります。1.0910-20の抵抗を上抜けて終えれば日足の形状が改善して下値リスクが若干後退しますが、短期トレンドは1.10台に乗せて終えるまでは大きく変化しません。
ユーロ/円は、直近の日足が値幅の小さい陽線で続落を食い止めています。単体では上昇エネルギーの強いものではありませんが、3手前の陽線が揉み合いを上抜けて新たな上昇トレンド形成の流れに入っており、一呼吸置いた後で再度165円超えトライの可能性に繋げています。165円台を維持して終えれば一段の上昇へ。逆に日足の下値抵抗が164.00-10,163.00±10銭にありますが、163円台を割り込んで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクが点灯します。ユーロ買いは様子見か164.50-60まで引きつけて。損切りは163.90で撤退です。売りは1日様子見です。上値抵抗は165.80-90,166.40-50,166.70-90,に、下値抵抗は165.00-10,164.30-40,164.00-10にあります。
ポンド/ドルは実体が小さく寄せ線に近い形の陰線で終え、続伸に繋げられずに終えています。1.3000超えトライに失敗していますが、1.2900-10の下値抵抗を守っており、これを割り込んで終えない限り、突っ込み売りにも注意が必要です。トレンドが弱いので買いは様子見か、1.2930-40で押し目買い。これは東京市場で付いています。損切りは1.2890で撤退です。売りは1日様子見か1.3050-60の戻りがあれば売り向かい。損切り1.3100で撤退です。上値抵抗は1.2990-00,1.3020-30,1.3050-60に、下値抵抗は1.2950-60,1.2930-40,1.2910-20にあります。1.2850-60の抵抗を下抜けた場合は新たな下落リスクが点灯します。短期トレンドは1.3110-20の抵抗を上抜けて終えれば下値リスクが後退、1.3160-70の抵抗を上抜け終えれば“強気”の流れに戻します。
ポンド/円は、陽線引けとなり上値トライの流れにあります。単体では上昇エネルギーの強いものではありませんが、トレンドが強い状態を保っており、押し目買い方針継続とします。198.50超えに強い上値抵抗があり、これにぶつかる可能性にも注意が必要です。買いは197.60-70の押し目待ちとします。損切りは196.90で撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は198.80-90,199.40-50,200.10-20に、下値抵抗は198.10-20,197.30-40,196.90-00にあります。全て下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に変化して下値リスクがやや高くなります。
豪ドル/円は寄せ線で終え寄り付き水準に戻しています。101.10-20の抵抗にぶつかって押し戻されていますが、衆議院選挙の結果を受けて上値トライの動きが強まっています。101.10-20の抵抗を上抜けて終えれば上値余地が若干拡がり易くなりますが、対ドルでのトレンドが弱いことや、101.40~101.60ゾーンに一段と強い上値抵抗が控えており、続伸した場合でもこれにぶつかる可能性にも注意が必要です。逆に100.20-30,100.00-10に強い抵抗がありますが、99.80以下で終えた場合は下値リスクが点灯、99.50以下で終えた場合は短期トレンドが変化します。買いは1日様子見か100.50-60まで引きつけて。損切りは100.20で一旦撤退です。売りは様子見です。