ドル/円、クロス/円、反落。下値抵抗を守った状態。
ドル/円は、直近の日足が高値圏で引ける陽線で切り返して上値トライの動きに繋げていますが、上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、下値リスクを残した状態です。一方で、140.40-50の週足、月足の下値抵抗を守って終えており、現状はこれをしっかり上抜けた位置にあり、一旦底打ちした可能性があります。上値トライに失敗して反落した場合でも140.40-50の抵抗を下抜けて終えない限り、突っ込み売りにも注意が必要でしょう。
日足の上値抵抗が143.20-30に、週足の抵抗が144.40-50にありますが、全て上抜けて越週すれば、底打ち確定、ドル反転の流れに入ります。逆に140.40-50の抵抗を下抜けて終えた場合は立ち上げの可能性を打ち消します。
FOMC(金利発表:19日3:00am)を控えて神経質な動きとなりそうですが、押しは旦買い場となりそうです。
ドル買いは1日様子見か141.00-10まで引きつけて。損切りは140.40で撤退です。ドル売りは損切りが付いたので1日様子見か、143.20-30の戻り待ちとしています。損切りは143.60で浅めに撤退です。
ユーロ/ドルは小反落。下げエネルギーの強いものではなく、日足の形状も悪化していませんが、上値を切り下げる流れに再び入り込んでおり、下値余地が若干広がる可能性があります。買いは1.1100-10で押し目買い。損切りは1.1070で浅めに一旦撤退です。売りは様子見です。上値抵抗は1.1130-40,1.1150-60,1.1180-90に、下値抵抗は1.1100-10,1.1070-80, 1.1050-60にあります。短期トレンドは1.1000を割り込んで終えない限り、変化しません。
ユーロ/円は前日足から上寄りのスタートとなり、高値圏で引ける陽線引けとなりました。上値を切りさげる流れからは上抜けきれておらず、下値リスクを残した状態ですが、前日の“タクリ足の陽線”で一旦底打ちした可能性が点灯しており、155.50以下で終えない限り、下値余地も拡がり難くなっています。下値リスクを残しているので買いは157.00-10まで引きつけて。損切りは156.40で一旦撤退です。売りは損切りが付いたので1日様子見か、159.30-40まで引きつけて。損切りは160.10で撤退です。上値抵抗は158.50-60,158.80-90,159.30-40,159.70-80に、下値抵抗は157.00-10,156.60-70,156.10-20にあります。156円割れで終えた場合は立ち上げの可能性を打ち消します。さらに155.50以下で終えた場合は“弱気”の流れに戻して一段の下落リスクが生じます。
ポンド/ドルは陰線引けとなり。1.32台を維持できずに終えています。また、8/27に付けた1.3266を直近高値として上値を切り下げる流れからは上抜けられずに終えており、1.3220-30の上値抵抗にもぶつかっています。上値トライの可能性を残していますが、下値リスクがやや高いので買いは様子見か1.3100-10まで引き付けて。損切りは1.3060で浅めに一旦撤退です。売りは1.3210-20で戻り売り。損切りは1.3260で撤退です。上値抵抗は1.3180-90,1.3210-20,1.3250-60に、下値抵抗は1.3150-60,1.3110-20,1.3090-00,1.3050-60にあります。1.3000を割り込ん終えた場合は新たな下落リスクが生じます。
ポンド/円は続伸し、上値トライの可能性に繋げています。183円台で一旦底打ちした可能性が生じていますが、中期トレンドがまだ弱く192円台にしっかり乗せて越週するまでは下値リスクを残した状態です。買いは1日様子見か185.80-90まで引き付けて。これは東京市場で付いています。損切りは185.30で一旦撤退です。上値抵抗は186.80-90,187.20-30,187.70-80,188.30-40に、下値抵抗は185.80-90,185.10-20,184.00-10にあります。185円を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯、184円を割り込んで終えた場合は立ち上げの可能性を打ち消します。
豪ドル/円は高値圏で引ける陽線が出ており続伸しています。93.60~94.00の下値抵抗を守り切った感があり、また、96円台に乗せて終えたことで、日足の形状が改善しています。上値を切り下げる流れからは上抜けきれておらず、下値リスクを残した状態ですが、93円台で底打ち、反転した可能性が点灯しており、押し目は一旦買い場となりそうです。但し、94円を再び割り込んで終えた場合は立ち上げの可能性を打ち消します。買いは95.30-40の押し目待ちとします。これは東京市場で付いています。急落した場合の下値余地を95.00近辺まで見て置く必要があります。損切りは94.90で一旦撤退です。売りは損切りが付いたので1日様子見です。短期トレンドは“ニュートラル”な状態に戻していますが、98円台にしっかり乗せて終えるまでは下値リスクを残した状態です。
さて、ただ今、明日のYouTubeセミナーの資料を作成中です。明日は、FOMC後のドル/円の動きや米経済の行方、株式相場についてお話しする予定です。また欧州市場動向についてはお馴染みの松崎美子さんが解説します。皆さまのご参加をお待ちしていますね。