川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法 kawai

ドル/円、クロス円、上下に振れる展開続く。

2024/08/08

週末のドル円を予想して10万円をゲットしよう!

直近の日足は東京市場(9:00am)で前日足から上寄りのスタートとなり、久しぶりに実体のしっかりとした陽線で終えています。上値を切り下げる流れにあるため、下値リスクにも注意が必要ですが、144円台の足元がややしっかりとした感があり、8/5に付けた141.69で一旦底打ち、反転の流れに入った可能性が点灯中です。一方で、2022年3月に付けた114.65と2023年1月に付けた127.23を結ぶ中・長期的なサポートラインが位置する149円台を下抜けた位置で推移しており、短・中期トレンドが弱い状態にあることから、150円台に乗せて終えるまでは下値リスクがより高い状態です。また144円台を維持出来ずに終えた場合は下値余地がさらに拡がり易くなります。

不安定な状態が続いているので、ドル買いは様子見か145.50-60まで引きつけて。これは東京市場で付いています。損切りは144.80で一旦撤退です。売りは148.90-00の戻り待ちとします。損切りは149.60で一旦撤退です。

ユーロ/ドルは前日足から若干下寄りした位置に寄せ線で終え、寄り付き水準に戻して引けています。上値を切り下げる一方で、1.0900-10にやや強い下値抵抗が出来ており、これを割り込んで終えない限り、下値余地も限られる展開が予想されます。短期トレンドは1.0800を割り込んで終えない限り、ユーロやや強気に流れにあります。買いは1.0900-10で軽く買って1.0870で浅めに一旦撤退です。売りは様子見か1.0950-60で軽く売って1.1000で撤退です。上値抵抗は1.0950-60,1.0970-80,1.1000-10に、下値抵抗は1.0900-10,1.0880-90,1.0840-50にあります。

ユーロ/円は、寄付き安値の陽線で終え上値トライの可能性に繋げていますが、上値を切り下げる流れから抜け出しておらず、下値リスクを残した状態です。一方で2022年3月に付けた124.40を基点とする中・長期的な週足のサポートラインが157円台半ばに位置しており、これを実体ベースで守っていることから、今回の154円台までの下げがオーバーシュートであった可能性が点灯中で、一旦底打ちした可能性が点灯中です。但し、157円を割り込んで終えた場合は底打ち、反転の流れを打ち消して150円方向への新たな下落リスクが生じます。買いは様子見か158.10-20まで引き付けて。損切りは157.30で撤退です。上値抵抗は160.30-40,161.00-10,161.60-70,162.00-10に、下値抵抗は159.00-10,158.20-30,157.60-70,157.20-30にあります。

ポンド/ドルは実体の小さい陽線で続落を食い止めていますが、上値トライにも失敗して押し戻されており、下値リスクがより高い状態です。買いは様子見です。売りは1.2720-30で戻り売り。損切りは1.2780で撤退です。上値抵抗は1.2720-30,1.2750-60,1.2790-00に、下値抵抗は1.2680-90,1.26540-50,1.2620-30にあります。短期トレンドは1.2840-50の抵抗を上抜けて終えれば下値リスクがやや後退、1.2900-10の抵抗を上抜けて終えれば強気の流れに戻します。

ポンド/円は陽線で続落を食い止めており、また、前日の陰線の値幅をほぼ切り返しましたが、上値を切り下げる流れから抜け出しておらず、下値リスクがより高い状態です。183.50-60に強い抵抗がありますが、割り込んで終えた場合は、新たな下落リスクが生じます。短期トレンドは196円台を回復して終えない限り、大きく変化しません。買いは様子見か184.00-10まで引き付けて。損切りは183. 40で撤退です。売りは186.30-40の戻り待ちとします。損切りは187.10で一旦撤退です。上値抵抗は186.30-40,187.40-50,188.10-20に、下値抵抗は184.80-90,184.00-10,183.50-60にあります。

豪ドル/円は陽線で切り返して上値トライの可能性に繋げていますが、上ヒゲがやや長く上値トライに失敗しており、この反動で小反落の可能性があります。但し、94.00近辺の足元がしっかりし始めており、この陽線の値幅を切り崩して94円を割り込んで終えない限り、下値余地も拡がり難いと見られます。91円台で一旦底打ちした可能性が点灯中ですが、上値を切り下げる流れから抜け出しておらず、98円台にしっかり乗せて終えるまでは下値リスクがより高い状態です。また、94円を割り込んで終えた場合は、再び下値リスクが高くなります。買いは95.00-10まで引きつけて。損切りは94.60で一旦撤退です。売りは様子見か98.10-20の戻り待ちとします。損切りは98.50で浅めに一旦撤退です。上値抵抗は96.00-10,96.60-70,96.90-00,97.40-50に、下値抵抗は95.00-10,94.60-70,94.20-30,93.60-70にあります。2021年12月に付けた78.79を基点とする長期的なサポートラインが93.70~94.00近辺に位置しており、実体ベースではこれを守った状態です。

久しぶりに箱根登山電車を利用して強羅まで行ってきました。ウィークデイでしたが、海外からの観光客も多く、ほぼ満席状態でした。暑さが小康状態で移動もさほど苦になりませんでしたが、外での活動はせずにポーラ美術館と温泉を楽しんできました。ポーラ美術館の入館料も¥2200に値上がりしていました。ドガ、モネ、ルノアール、ゴッホ、ピカソ、モジリアーニ、セザンヌなどの有名絵画やガレの美しい花器なども多く展示されています。今回は残念ながら私の好きなレオナール藤田の作品は展示されていませんでした。館内がゆったりしていて見やすいのと、疲れたらティールームで一服もできてここはなかなか過ごしやすいです。外に出れば美術館の廻りをぐるっと一周する形で木々の茂った散歩コースもあります。

ポーラ美術館 (polamuseum.or.jp)

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

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