ドル円、クロス円、下値リスクが点灯中。
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ドル/円は直近の日足が値幅のやや大きい陰線引けとなり、この足が135.50-60の日足の抵抗を下抜けて終えており、下値リスクが点灯中です。終値ベースでは135.00-10の週足の抵抗を下抜けていませんが、シリコンバレーバンクの破綻を受けてシドニー市場ではドル売り圧力が強まっており、一段の下落リスクに注意が必要です。134.10-20に日足の下値抵抗がありますが、134円割れで終えた場合は一段の下落リスクが点灯します。
短期トレンドは136.00超えで終えれば下値リスクが軽減されますが、136.50超えで終えるまでは”ドル強気”に変化しません。
ドル買いは様子見です。ドル売りは134.80-90の戻り待ちとします。これは東京市場で付いています。損切りは135.30で浅めに一旦撤退です。
ユーロ/ドルは陽線引けとなり続伸して引けましたが、上ヒゲがやや長く上値トライに失敗して押し戻されています。シドニー市場ではSVBの破綻を受けたドル売りで再び先週末の高値圏まで戻していますが、トレンドの変化が確認出来ないので買いは様子見です。売りは1.0720-30で戻り売り。損切りは1.0760で撤退です。1.0750超えで終えれば下値リスクが後退して1.0800超えにある強い抵抗をトライする動きへ。
ユーロ/円は実体の小さい陰線引けとなり、この足が144.00-10の下値抵抗を下抜けて終えていること、上ヒゲがやや長く、上値トライに失敗して押し戻されていることや、値動きの中で143.50-60の抵抗を下抜けており、短期トレンドが変化し始めています。142.00-10に強い抵抗がありますが、下抜けて終えた場合は140円方向への一段の下落リスクが生じます。買いは様子見か142.00-10まで引きつけて。損切りは141.70で浅めに撤退です。売りは144.00-10で戻り売り。これは東京市場で付いています。損切りは144.80で一旦撤退です。145円台に実体を戻せば下値リスクがやや後退、145.50超えで終えれば”強気”に変化します。逆に142.00割れで終えた場合は一段の下落リスクが点灯、140円を割り込んで越週するか、139.00割れを見た場合は中期トレンドも変化します。
ポンド/ドルは続伸し、下値を切り上げていますが1.21台の抵抗をクリア切れずに押し戻されており、下値リスクを残した状態です。買いは様子見か1.1940に損切りを置くなら1.1990-00まで引きつけて軽く試し買い程度に。売りは1.2110-20で戻り売り。これは東京市場で付いています。損切りは1.2160で撤退です。1.2150超えで終えれば下値リスクがやや後退、逆に1.1920以下で終えた場合は一段の下落リスクに注意が必要です。
ポンド/円は実体が小さく上ヒゲの長い陰線引けとなりました。上値トライに失敗して押し戻されており、単体では下値リスクの高いものですが、週足が下値を切り上げる流れを維持しており、159.40-50の抵抗を割り込んで越週するか、日足が158円割れで終えない限り、調整下げの範囲内となり、突っ込み売りにも注意が必要です。日足の形状が弱いので買いは1日様子見です。売りは163.50-60の戻り待ちとしています。損切りは164.20で撤退です。
豪ドル/円は続落。短期トレンドは弱い状態ですが、88.10-20に強い下値抵抗が控えており、これを終値ベースで守り切れば反転の可能性を残します。買いは様子見か87.70に損切りを置くなら、88.00-10まで引きつけて軽く試し買い程度に。売りは90.10-20の戻り待ちとします。損切りは90.50で撤退です。上短期トレンドは91円台を回復して引けない限り、変化しません。
「日々のコメントについて」
さて、今日は私の日々の配信レポートやブログのコメントについて、どのように分析しているかお話しておきたいと思います。
実際にFXトレードをやっている方たちは、超短時間での売買を何度も繰り返す人、1日で売買を完結する人、或いはもう少し長くポジションを保持する人と様々だと思いますが、そんなトレードスタイルが異なる皆さんに、トレード戦略を共有しても有効に使える方法はないだろうかと考えた結果、中間をとって24時間の動きの中でなるべく完結できるトレードスタイルを意識して、書き始めたものです。この戦略は、翌日に新しい戦略を掲載しますが、その時点で損切りが付いていなければ、ポジションをさらに保持できるように工夫しているつもりです。
コメントは、基本は東京の寄り付きからNYクローズまでのトレーディング戦略をイメージしていますが、買いでエントリーするか、売りでエントリーするかの判断は、トレンドの方向性に合わせて決定していますが、その前に、日足や時間足チャートなどで短期トレンドを確認し、まずはどこに損切り(ストップ)を置くかを考えています。
トレンドはある日突然に変化します。損切りを置くことは傷を浅くして、体制を立て直し易くするためです。本来、損切りはトレンドが変化するところに置きたいのですが、100ポイント以上(対円では1円以上)の損切りはトレードをする人にとってかなりの心理的な負担となります。なので、24時間の中で、ここを切れたら、或いはここを上抜けたらもう一段相場が走りそうだ、というポイントに損切りを設定しています。損切りが付いたからと言って、必ずしもトレンドが変わるわけではありませんが、この損切りポイントがトレンド変化の重要なポイントとなることも多々あります。また、文中にはトレンドが変わるポイントについても追記しています。
次に、損切りポイントを決めたら、その日の買いエントリー、売りエントリーのポイントを判断します。例えば押し目買い戦略が有効と見た場合は、東京市場寄付きからNY市場終了までの間で「この辺りまでは、きっと押して来るな」と思われるポイントを抽出します。この場合は売りの戦略は基本的に様子見となりますが、敢えて売り向かう場合は、「このポイントで売るなら少しは利食いも出来そう」或いは少しアゲインスト(含み損が出る)になっても「チャラ逃げ出来そう」と思われるポイントを探ります。トレンドに逆らうことになるので、この場合は損切りポイントは浅くしています。またトレンドが強すぎる場合は「押し目買い」、弱すぎる場合は「戻り売り」に徹して反対サイドのエントリーは様子見にします。
FXトレードは相場の潮目が変わった時に上手く波に乗れた時に一番儲かります。そうでないときは、利食いを小まめに入れながらトレンドに逆らわないのが日々の戦略です。普段は「損切りを小さくして着実に利益を積み上げる」、そして「チャンスと見たら果敢にチャレンジする」この二つがFXトレード戦略の極意と醍醐味だと考えています。
戦略だけでなく、各通貨の上値、下値抵抗ポイントなどについては、有料レポートに記載されていますので、ワカバヤシエフエックスアソシエイツのホームページにお立ち寄りください。
ストラテジスト:川合 美智子|外国為替情報なら-ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ (wakafxinfo.com)
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