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ドル/円、小反発。戻り売り。クロス/円、反発力に欠ける展開。

2022/01/24

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ドル/円は3手連続小陰線となり、小幅続落となりました。下げエネルギーの強いものではないので、113.50-60の日足の抵抗を守り切って小反発の可能性を残していますが、短期トレンドが弱い状態にあるので、大幅な反発にも繋がり難く、基本戦略はドルの戻り売り方針継続としています。

113円を割り込んで終えた場合は112円台の中期的な下値抵抗を確認する動きへ。逆に115円台に乗せて終えれば下値リスクがやや後退、115.70超えで越週すれば”ドル強気”の流れに戻します。

ドル買いは様子見か、113.10-20まで引きつけて。損切りは112.80で浅めに撤退です。売りは114.10-20で軽く売って114.60で一旦撤退です。

ユーロ/ドルは小反発。前日の陰線を切り返しており、下値を切り上げる流れも維持していますが、単体では強いものではないので、大幅続伸にも繋がり難いと見られます。買いは1.13台で買って、1.3280で浅めに撤退です。売りは様子見か1.1410-20まで引きつけて。損切りは1.1440で撤退です。1.1250を割り込んで終えた場合は、短期トレンドが変化します。

ユーロ/円は、十文字の寄せ線に近い形の足で終えています。128.50-60の抵抗には跳ね返されて寄り付き水準まで戻していますが、上値を切り下げる流れにあり、下値リスクがより高い状態です。一方で128.50~127.50ゾーンに強い下値抵抗が散在しており、全てを割り込んで終えるか、値動きの中で127円割れを見ない限り、突っ込み売りにも注意が必要です。短期トレンドは131円台を回復して終えない限り、変化しません。短期トレンドが弱いので買いは様子見か、127.50-60の押し目があれば軽く試し買い。損切りは126.90で撤退です。売りは129.40-50の戻り待ちとします。損切りは浅い場合で130.10,深い場合は130.30で撤退です。

ポンド/ドルは陰線引けとなり、日足の形状が悪化しています。1.3500を割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化して、1.3400以下の足元を固め直す動きが強まり易くなります。買いは1日様子見か1.3500-10まで引き付けて。損切りは1.3470で浅めに撤退です。売りは1.3590-00で戻り売り。損切りは1.3640で一旦撤退です。

ポンド/円は前日足から下寄りのスタートとなり、そのまま安値圏で引ける陰線引けとなりました。上値を急角度で切り下げており、短期トレンドも弱い状態です。153.60~154.00ゾーンにやや強い下値抵抗が控えていますが、下抜けた場合は一段と強い抵抗のある152円台をトライする動きが強まり易くなります。トレンドが弱いので買いは様子見か153.80-90で軽く試し買い程度に。損切りは153.50で浅めに撤退です。売りは155.10-20の戻り待ち。損切りは155.70で撤退です。短期トレンドは156円台に値をを戻せば”ニュートラル”な状態に変化しますが、157.50超えで終えるまでは”強気”に変化しません。

豪ドル/円は実体の大きい陰線引けとなり、この足が82.00を割り込んで終えており、短期トレンドに変化が生じています。買いは様子見です。売りは81.90-00の戻りを軽く売って82.20で浅めに撤退するか、82.40-50の戻り待ちとします。この場合の損切りは下値リスクがやや後退する、83.10に置く必要があります。

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プロフィール

かわい・みちこ
川合美智子

旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。外国為替ストラテジスト。オフィスフレア代表。

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