川口一晃の仮想通貨テクニカル分析 kawaguchi

ビットコイン値を下げ、上値の重たい展開へ

2023/07/31

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これこそ異次元

大谷選手がダブルヘッダーの第1試合で1安打の完封、そして第2試合では2打席連続でホームラン。どこそこの首相が『異次元』という言葉を使っていましたが、自分で『異次元』という言葉を使うほど浅はかなものはありません。やはり、『異次元』という言葉は、自分以外の周りが使ってこそ本物なのですね。

「上値の重たい展開に移行するのか」

堅調な展開が続いていたのだが、A点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過した後も値を下げている。

次の注目日は8月8日前後である。

A点水準:約480万円
B点水準:約380万円
C点水準:約440万円

今週のポイントはこのまま上値の重たい展開が続くのかということである。

<あくまでも個人的見解>
CEラインに注目したい。堅調な展開を維持するのであれば、右肩下がりで上値抵抗線として存在しているCEラインを超えていくことが求められるからだ。

<現在のシナリオ>
堅調な展開を維持している。現在、値を下げているがD点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性がある。しかも、D点が位置する時間帯を通過した直後に陽線が出現しているからだ。この場合、高値を窺がう動きになっていこう。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性はある。ど真ん中の時間帯を通過した後も値を下げている。また、上値抵抗線としてCEラインが存在しているからだ。この場合、BEラインを割り込む可能性がある。

高値から緩やかながら値を下げてきている。遅行スパンは26日前のローソク足を割り込み、上値を抑えられているのがわかる。また、現在価格が雲の中に入ってきた。ここでは雲を割り込むことなく推移していくことが出来るのか否かがポイントになる。

「ど真ん中の時間帯を通過する」

高値でのもち合いが続いている。下値支持線として期待されたABラインを割り込んだ後も値を下げることなく推移。週明けにはペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過する。

次の注目日は8月1日前後である。

A点水準:約24万円
B点水準:約30万円  
C点水準:約25万円

今週のポイントはど真ん中の時間帯が変化日となるのかということである。

<あくまでも個人的見解>
C点に注目したい。週明けにペンタゴンのど真ん中の時間帯にあたるC点を通過する。したがって、ど真ん中の時間帯が変化日となり、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになるからだ。

<現在のシナリオ>
堅調な展開を維持している。下値支持線ABラインを割り込んだ後も値を下げることなく推移している。中心点であるC点の上方を推移しているからだ。この場合、30万円を窺がう動きになっていこう。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。ペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性がある。また、右肩下がりのDEラインが上値抵抗線として控えているからだ。この場合、24万円を割り込んでいくことになろう。

雲の下限が下値支持線となり、下げ止まることが出来るのか否かがポイントになる。

「もち合いが続いている」

60円台でのもち合いを上放れたリップルはADラインに接近したものの、ADラインを超えることはできず100円前後でのもち合いが続いている。

次の注目日は8月2日前後である。

A点水準:約90円
B点水準:約120円 
C点水準:約70円

今週のポイントはもち合いは続くのかということである。

<あくまでも個人的見解>
D点に注目したい。もち合いが続いているが、D点が位置する時間帯が接近している。したがって、D点が位置する時間帯が変化日となり、新しい動きが出てくるのか否かがポイントになるからだ。

<現在のシナリオ>
堅調な展開が続いている。A点が位置する時間帯に大きく上昇した後は高値水準を維持しながら推移している。右肩上がりのCEラインが下値支持線として存在しているからだ。この場合、120円超えの可能性も出てくる。

<第2シナリオ>
上値の重たい展開に移行する可能性もある。B点が位置する時間帯を通過した直後より値を下げている。また、D点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性がある。そして、右肩下がりのDEラインが上値抵抗線として存在しているからだ。この場合、80円を割り込んでいくことになろう。

堅調な展開を続けているが、雲のねじれの位置が接近。変化日となるのか否かがポイントになる。

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プロフィール

かわぐち・かずあき
川口一晃

金融ジャーナリスト、経済評論家。1986年より11年間、ファンドマネージャーを務める。現在はテレビ、ラジオなどレギュラー多数。月9などのドラマの監修にも従事。著書も多数。

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