川口一晃の仮想通貨テクニカル分析 kawaguchi

ビットコイン過去最長の12日続落、下げ足が速まり時間の逆行が生じる

2022/06/20

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ここまで来た

このところ何故だか仕事等でやるべきことに追われ、ハードなスケジュールとなっています。睡眠不足も続き、目を瞑るとたちまち寝てしまいます。先週、食事中にふと目を閉じるとそのまま30分近くお箸をもったまま寝ていたのには、自分でもビックリ。これはいけないと思い、なるべく早く寝るようにしたもののやるべきことは溜まるばかり。身体を壊さないように注意しないと!

「時間の逆行が生じる」

先週のレポートではADラインに注目した。ADラインが下値支持線となり、下げ止まることが出来るのか否かがポイントになった。 しかし、実際にはADラインを割り込むと下げ足を速め、AEラインをも割り込み『時間の逆行』が生じた。

次の注目日は6月24日前後である。

A点水準:約380万円
B点水準:約540万円
C点水準:約440万円
E点水準:約280万円

今週のポイントは下げ止まることが出来るのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>

AEラインに注目したい。時間の逆行はペンタゴンチャート上あってはならないこと、とされている。したがって、AEラインを超えて時間の逆行が解消される、すなわち下げ止まることが出来るのか否かがポイントになるからだ。

(現在のシナリオ)

軟調な展開が続いている。下値支持線として存在していたADラインおよびAEラインを割り込み時間の逆行が生じているからだ。 この場合、220万円を試す動きになっていこう。

(第2シナリオ)

下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性も残っている。先週末にB点が位置する時間帯に到達した。したがって、B点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性があるからだ。 この場合、400万円を超えていくことが求められる。

軟調な展開が続いている。転換線および基準線からも下放れている。まずは、転換線および基準線の水準を超えることが出来るのか否かに注目したい。

「下げ止まることが出来るのか」

先週のレポートでは、C点に注目した。C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わるのか否かがポイントになるからだ。 実際には下げ止まることなく下落し、AEラインに到達した。

次の注目日は6月21日前後である。

A点水準:約14万円
B点水準:約24万円
C点水準:約30万円
D点水準:約20万円

今週のポイントは下げ止まることが出来るの否かということである。

<あくまでも個人的見解>

AEラインに注目したい。下げ止まるのであれば、AEラインが下値支持線となることが求められるからだ。AEラインを終値で割り込むと、真下に新しいペンタゴンが描き足され弱気が広がることになる。

(現在のシナリオ)

軟調な展開が続いている。B点が位置する時間帯より下落に転じている。下値支持線と期待されたADラインを割り込んできたからである。 この場合、10万円を試す動きになっていこう。

(第2シナリオ)

下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性は残っている。下値支持線としてAEラインが存在している。また、ペンタゴンのど真ん中の時間帯にあたるD点が変化日となり、流れが変わる可能性があるからだ。 この場合、24万円を窺う動きになっていこう。

遅行スパンが26日前のローソク足に接近したものの、再び26日前のローソク足より下放れてしまった。軟調な展開が続いている証拠である。

「踏み止まっている。」

先週のレポートでは、C点に注目した。C点が位置する時間帯が変化日となり、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになったからだ。 実際には、下値のもち合いから下放れる動きとなったのだが、C点が位置する時間帯に下値支持線AEラインに到達すると下げ止まる動きを見せている。

次の注目日は6月20日前後である。

A点水準:約40円
B点水準:約70円
C点水準:約120円
D点水準:約90円

今週のポイントは踏み止まることが出来るのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>

AEラインに注目したい。下げ止まるのであれば下値支持線として存在しているAEラインを割り込むことなく推移していくことが求められるからだ。

(現在のシナリオ)

上値の重たい展開が続いている。ペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過した後も値を下げている。上値抵抗線として、右肩下がりのBEラインが上値抵抗線として存在しているからだ。 この場合、AEラインを割り込み、30円台に入っていくことになる。

(第2シナリオ)

下げ止まりから堅調な展開に移行する可能性もある。下値支持線AEラインが存在している。また、D点が位置する時間帯が変化日になる可能性があるからだ。 この場合、70円を窺がう動きになっていこう。

転換線及び基準線の下方を推移している。したがって、この両線を超えて雲の下限を超えることが出来るのか否かががポイントになるからだ。

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プロフィール

かわぐち・かずあき
川口一晃

金融ジャーナリスト、経済評論家。1986年より11年間、ファンドマネージャーを務める。現在はテレビ、ラジオなどレギュラー多数。月9などのドラマの監修にも従事。著書も多数。

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