川口一晃の仮想通貨テクニカル分析 kawaguchi

5/9(月)21:30より、川口一晃のペンタゴンチャンネル放送開始!

2022/05/09

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バブル時の意識

先日、NHKで興味ある特集が放送された。『東京ブラックホールⅢ』というNHKスペシャルで、1980年代後半のバブルを取り上げた番組だ。放送の中で「今日よりも未来はもっと良い」考える国民が51%を超えたという趣旨の話があった。筆者はまさしくこれが日本経済のポイントだと考えていたので、思わず膝を叩いてしまった。つまり、今の日本国民の多くは「不安」を抱えている。そうなのだ、未来に不安だらけの社会において、消費が伸びるはずもないのだ。

<本日21:30より、川口一晃のペンタゴンチャンネル放送開始!>
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「上値の重たい展開が鮮明に」

先週のレポートでは、CDラインに注目した。右肩上がりのCDラインが下値支持線となり堅調な展開を維持することが出来るのか否かがポイントになったからだ。
しかし、実際にはCDラインを割り込みACEラインに沿って値を下げている。

次の注目日は5月15日前後である。

A点水準:約540万円
B点水準:約380万円
C点水準:約480万円
E点水準:約440万円

今週のポイントはこのまま上値の重たい展開が続くのかということである。

<あくまでも個人的見解>

D点に注目したい。先週末にD点が位置する時間帯を通過した。したがって、D点が位置する時間帯が変化日となり、週明けより新しい動きになるのか否かがポイントになるからだ。

(現在のシナリオ)

上値の重たい展開となっている。下値支持線と期待されたCDラインを割り込んできた。また、C点が位置する時間帯を通過した後も値を下げているからだ。
この場合、BEラインを試すことが考えられる。

(第2シナリオ)

下げ止まりから堅調な展開に戻る可能性も残っている。D点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性があるからだ。
この場合、540万円を超えることが必要となる。

雲の下限が上値抵抗線となり、上値の重たくしている。雲の下限を推移している限りにおいては上値の重たい展開が続こう。

「下げ止まることが出来るのか」

先週のレポートでは、B点に注目した。ペンタゴンのど真ん中の時間帯にあたるB点を通過することで、流れが変わりことが期待されたからだ。
実際には、B点を通過した直後は陽線も出現したのだが、すぐに陰線が出現し先週末にはBDラインを割り込んでしまった。

次の注目日は5月13日前後である。

A点水準:約39万円
B点水準:約36万円
C点水準:約45万円
E点水準:約29万円

今週のポイントは下げ止まることが出来るのか否かということである。

<あくまでも個人的見解>

C点に注目したい。先週末にC点が位置する時間帯を通過した。したがって、C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わったのか否かがポイントになるからだ。

(現在のシナリオ)

上値の重たい展開となっている。下値支持線と期待されたBDラインを割り込んでしまっている。また、ABEラインに沿った動きになっているからだ。
この場合、32万円を試す動きが考えられる。

(第2シナリオ)

堅調な展開に戻る可能性も残っている。C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わる可能性はある。しかも、先週末には下ヒゲの長いローソク足が出現しているからだ。
この場合、40万円台に乗せていくことが求められる。

雲の下限が下値支持線となるのか否かがポイントになる。下限を割り込むと、弱気が広がり調整も長引く可能性が出てくる。

「下げ止まることが出来るのか」

先週のレポートでは、BCラインに注目した。BCラインが下値支持線となり、下げ止まることが期待されたからだ。
しかし、実際にはBCラインを割り込み上値の重たい展開が続いている。

次の注目日は5月16日前後である。

A点水準:約90円
B点水準:約70円
C点水準:約120円
D点水準:約40円

今週のポイントは下げ止まることが出来るのかということである。

<あくまでも個人的見解>

C点に注目したい。先週末に到達したC点が位置する時間帯が変化日となり、下げ止まることが出来るのか否かがポイントになるからだ。

(現在のシナリオ)

上値の重たい展開が続いているからだ。下値支持線と期待されたBCラインを割り込んでしまった。また、上値抵抗線としてCDラインが控えているからだ。
この場合、60円を試す動きになっていこう。

(第2シナリオ)

堅調な展開に移行する可能性もある。C点が位置する時間帯が変化日となり下げ止まる可能性がある。しかも、同事線が出現しているからだ。
この場合、100円を窺がう動きになっていこう。

雲の下限を推移することで、上値の重たい展開が続いている。雲の薄い部分にかけて上昇することが出来るのかにも注目。

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プロフィール

かわぐち・かずあき
川口一晃

金融ジャーナリスト、経済評論家。1986年より11年間、ファンドマネージャーを務める。現在はテレビ、ラジオなどレギュラー多数。月9などのドラマの監修にも従事。著書も多数。

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