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今アフガニスタンで起きている事
2021/08/17斬首など恐怖支配で世界を震撼させたアフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンが再び猛スピードで勢力を拡大させている。現政権は事実上崩壊に追い込まれ、今後の展開によっては市場のリスク要因になる。 なぜなら、傍若無人なトラ…
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欧州を牽引した女帝
2021/07/21いよいよ女帝が表舞台を去ることになった。 と言っても虚飾の物語満載の小池百合子東京都知事のことではない。 歴史に翻弄されながら「世界で最も影響力のある女性」として欧州の舵取り役を務めてきたドイツのアンゲラ・メルケル首相(…
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ペルーの暗雲
2021/06/18ナスカの地上絵やインカ帝国時代の空中都市マチュピチュなどロマン溢れる世界遺産で有名な南米ペルー。そのペルーで初の女性リーダー誕生かと注目された大統領選は大番狂わせの結果となった。 政治状況が悪化すれば、世界経済にも影響を…
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ワクチン政策から見える自民党政権のあや
2021/05/21ようやく自分の1回目の新型コロナワクチン接種が今月5月27日と決まりホッとしている一方で、朝から晩まで感染者数や死者数を伝えるニュース番組から目が離せない。コロナ大流行は私たちの心まで蝕む病である。 予期せぬ厄の渦中で私…
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厄介な自由と独立の象徴
2021/04/21「サタデー・ナイト・スペシャル」と聞いて皆さんは何を思い浮かべるだろうか。日本では差し詰めレストランの週末サービスかテレビのバラエティ番組だろう。 しかし銃乱射事件が相次ぐ米国では違う。護身用の小型拳銃の俗称だ。マフィア…
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彼は今、何を語るのだろうか
2021/03/18その男とは激論を覚悟していた。私は当意即妙の生放送を得意としているが、彼の場合は突然どんな話しが飛び出すか予測がつかない。世間の反発の可能性や公安調査庁の監視の目もある。なにしろあれだけの大事件に関与していたのだから。 …
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戦う孔雀
2021/02/18「戦う孔雀」がまた囚われの身になってしまった。 といっても動物園の話しではない。日本でもすっかり有名になったミャンマーの民主化運動家でつい先日まで国家最高顧問だったアウン・サン・スーチー女史のことである。 このところ彼女…
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トランプ終焉
2021/01/21世界を混乱させ、新型コロナ死者40万人以上を見殺しにし、就任時と比べて300万人もの職を奪ったうえ、前代未聞の連邦議会議事堂襲撃まで引き起こしたドナルド・トランプ。そんな悪玉大統領とその一族が20日、ようやくホワイトハウ…
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今再び「Brexit」の混乱
2020/12/28世界的な新型コロナ危機と米大統領選後の成り行きに注目が集まる中、もうひとつ経済混乱の火種が大きな山場を迎えている。欧州連合(EU)とEU離脱後の英国との将来協定交渉だ。交渉期限が今月末に迫っているのに自由貿易協定(FTA…
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トランプと民兵
2020/10/19アメリカ中西部ミシガン州にミュニスと呼ばれる人口5万人ほどの田舎町がある。その森の一角で数ヶ月前から毎週日曜夕刻になると銃声と爆発音が響いていた。 ミシガン州では「オープンキャリー」(銃を公然と持ち歩く権利)が認められて…